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感じた広告、感じる商品。 [広告]

いやはや、今から書くことはまったくもって「下ネタ」というやつである。

やんごとなき高貴なお生まれの方、あるいは良家のご子女(元含む)のみな

みなさまには、不埒きわまりない内容であることを先述しておく。

 

30年ほど前、野球チームに入っていた。もちろん草野球である。そのチーム

にひとり、北海道から名古屋に戻ってきて、うちのチームに入っているやつがいた。

その彼が北海道で住んでいたのは、室蘭市だった。

 

彼は、愛車をそのまま名古屋に持ってきて乗り続けていたのだが、ナンバーは

室蘭ナンバーのままだった。今もそうなのかどうだかは分からないが、当時の

室蘭ナンバーは、室50とかいう風に表記してあった。しかし、私たちが見る限り、

そこには必ず左側に、月 という部首(にくづき?)がマジックで書き加えて

あった。しかも、前後ともに書かれていて、こいつは何度消しても、絶対に

書かれるから、もう諦めている、と彼は語っていた。

 

その文字がテレビで大写しになった!しかもその後に「カンジタ」と書いて

ある。ま、所謂そういう病名?症状?があって、それを治癒する薬のCM

なわけでる。でーも、そりゃ、そういう時代になったんだろうさ。時代の

流れはそういうもんさ。とは言え、かんじた は、どうしたって男の想像を

向こうに飛ばせてしまうでしょう。「◯感じた」って…。

 

などと、思っていたら、そういえばソフトドリンクの商品名でも似たやつが

あったなぁー、と思い出した。イオンのスーパーで売られていた。しかも、

その名前に惹かれて私は買ってしまった。ナタデココが入っていて、コリコリ

した食感がまた意外によかった。その飲料、名前は「感じるマンゴー」。

宮崎県知事もご存知なのか…?

 

極力、直裁的な表現は避けて書いてみたが、誠に申し訳ございません、明らかに

「下ネタ」でありました。

 

おまけ:♪67億分の1、巡り会えた奇跡〜なんとか〜、っていう楽曲が流れる

結婚式場のCMがある。うちのかみさん曰く「67億って世界の人口でしょ、

何で、結婚相手が67億分の1になるんだー?」と首をひねっている。「だって、

男と女がほぼ同数だとしても、結婚相手なら異性のはずだからその半分じゃない?」

そりゃそうだ。「しかーも、子どもや年寄り、それとぜーったいに、会うはずがない

地域に住んでいる人だっているだろうよ」と彼女は言う。私も家内が正しい、と思う。

ま、CMだからいいか…。(いいかなぁー?)


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きれいな恋の話2 [思い出・雑感]

数年前、ある女性がまだおそらく40代で亡くなった。癌で亡くなった

と聞いた。私は、友人を通してその女性のことを知っていた。彼女には

お子さんがひとりいて、成人していなかったのではなかろうか、随分と

悲嘆に暮れたようだ。

 

その女性がまだ二十歳くらいだった頃、付き合っていた男性がいた。

それが私の友人である。快活な男で、みんなに好かれていた。ただ、

高校中退で定職を持たず、いつもぶらぶらしているように見えた。

 

バーで会うと、ミュージシャンになるという夢をとうとうと語っていた。

そんな彼に彼女は惚れていた。やがて彼女は彼との結婚を意識し始める。

無論、彼にはそんな気はない。バイトで食いつなぐような生活をしていた

彼に「家庭を持つ」などということは想像もしないことだったからだ。

 

ふたりがそのバーのカウンターに座り、沈黙を続けているのを見る度、

私は居心地が悪くなり先に店を出た。

 

やがて彼は東京のライブハウスとの契約がまとまり、箱バンドのベース

担当としてミュージシャンデビューを果たすことが決まる。当然、彼女は

いっしょに行きたい、と彼に伝える。その時、彼女は大学4年生だった。

 

彼はその時「一瞬だけだけど結婚を考えた」。と後で私に述懐した。だが

それはある一言で消滅した。彼女の妹が何気なく彼に言った一言で…。

 

「高校中退の奴なんかとは、娘は結婚させない」って、お父さんが言って

いた…。と、喫茶店で彼女が席を立った時に、その妹はうっかり彼に

言ってしまったのだ。

 

彼女は、妹がそんなことを彼に言ったなんてことは全く知らない。それから

彼は彼女を避けるようになり、しばらくして東京に行った。彼は、妹から

言われたことは、決して彼女に言わなかった。おそらく、私のような友人

に、酒を飲んだ時に話しただけだろう。

 

何も知らなかった彼女も、きっとかなり落ち込んだのだと思う。しばらく

して他の男性との結婚を決めた、ということを風の便りで聞いた。それは

それで幸せになったのだろうから、ハッピーなことだ。

 

彼のその後は知らない。どうなったのだろうか?彼女が亡くなったこと

さえきっと知らないのだろう。ひょっとしたら日本にもいないのかも

しれない。

 

彼女の訃報を昔の友人から聞いた時、封印されたあの話を思い出した。

知らなかったのだから、知らないままでよかった。そうに違いない、と

思うことにした。

 

若い頃にはいろいろあるさ。ね、誰にだって…。


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不可解な冒険小説1 [STORY]

板倉さんちの2階を見上げると、窓の桟に腰掛けている女の人が見えた。

ふいうちを食らったみたいに僕はびっくりして、ちょっと顔を赤くした。

しかも、その女の人は僕に話しかけてきた。「ボク、どこの子?」

 

実は、いちばんはじめにその女の人と目があった時に、僕はそれなりに

動揺していたので、声までかけられてその動揺はさらに大きくなって、

逃げ出したいような気持ちになっていた。

 

とは言え、そのまま逃げ出しても近所のことだからまた出くわすに違い

ない。しどろもどろになって答えることにした。ただ、何を言ったのか、

皆目覚えてはいない。

 

後で分かったのだが、その女の人は板倉さんちの親戚で、当時女子大に

通っていた人らしかった。その人が遊びに来ていた。いや、ひょっとした

ら板倉さんちに下宿していたのかも知れない…。忘れてしまった。

 

僕にしてみれば、その人はすっかり「加賀まりこさん」みたいな感じで、

服装も垢抜けていて、ちょっとばかり下半身が反応してしまうような、

そんな、否応なしにあきらかに女の人!っていう電波を出していたので、

小学生の僕は、じぶんの狼狽ぶりが却って焦りを増幅してしまい、一体、

この気分にはいつ句読点やら、丸を付けたらいいもんだか、さっぱり

分からなくなっていた。

 

しばらくして気が付いたのは、あの状況は、おふくろに教えてもらった

長谷川伸の「一本刀土俵入り」の駒形茂兵衛みたいだってこと。2階から

声をかけられるって、っていうのが実にそういう感じがした。ってことは

あの人は御茶屋のお蔦さんかよ。そりゃ、申し訳ないからかぶりを振って

いや、やっぱり似ていないことにした。

 

板倉さんちには娘さんと息子さんがいて、どちらも僕より歳が下だった。

お父さんも、お母さんも、いつも格好よかったし、だいいち僕のように

家庭環境がちょっと…、みたいな子どもにもとても優しかった。


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きれいな恋の話1 [友だち]

きれいな恋の話。今から書くことは、私のことではない。友人から

聞いた素敵な彼の恋の話だ。

 

今や、すっかり財をなして端から見ればかなりリッチに見える彼。

会社を興して順風満帆である。そんな彼は実はバツ一。以前の結婚

生活では子どもができなかった。

 

そして彼はひょんなことから子どもを授かる。けれどもその子どもは

彼のその時の奥さんとの間に授かった訳ではなかった…。悩んだ挙げ句、

彼は離婚をして、妊娠をした女性との結婚を選択した。

 

その彼が、私にこんな話をしてくれた。

 

「以前の結婚生活で、とても悔いを残していることがあるんですよ」。

それは一体どんなことなのだろうか…。尋ねてみたら、彼はこう言った。

 

「あの頃は会社に行く前、いつもぎりぎりまで寝ていて、彼女が私の

ためにつくってくれていた朝食に手をつけないまま、よく出勤したんです」

「その時に彼女がとっても寂しそうな顔をしていたのが、今でも忘れられ

ないんですよ」「あの朝食、食べていればよかったなぁ。」

 

その話を聞いた時、私はその光景が本当にリアルに浮かんだ。新聞を

読んでいる彼。食卓に朝食の皿を並べている奥さん…。そして、手を

つけないまま出勤する彼の背中を見ていた奥さん。

 

世の中はままならないものだ。愛だとか、情念だとかとは違うもので

行く先が変わっていく。そして時として、それを受け入れていくことが

宿命と呼ばれるものなのかも知れない。

 

でも、いいじゃない!そのことをそんな風に振り返って、言葉にできる

のだから!だって彼が過ごしたその時間は、何ものにも代え難く素晴ら

しく美しい時間だったのだから。


ラグビー大学選手権のこと [日本人]

私は、ラグビーが大好きである。そして今年は大学ラグビーの関東対抗戦

グループで帝京大学が初優勝した。これで俄然、大学選手権が面白くなった。

そして迎えた決勝戦。帝京大学は順調に勝ち進み、対抗戦で帝京大学に負け

た早稲田大学が決勝に勝ち上がった。

 

これは面白い!雪辱を期した早稲田大学と、初めての大学選手権日本一を

賭けた帝京大学のぶつかりあい。わくわくしながらテレビ画面を見ていた。

結果は10対20で早稲田大学が15回目の優勝。

 

ああ、なかなかいい試合だったなぁ、と思って、その試合の情報をネットで

調べていたら、どうも驚くべきことが試合中にあったことが話題になっていた。

元はレフェリングの話からなのだが、そこからある選手の反則行為が問題に

なっていた。その試合はHDDに録画してあったので、改めて見てみた。

 

問題のシーン、それは前半10分過ぎとのこと。もう一度見てみることにした。

すると…そこにははっきりと早稲田の9番が帝京の選手に思い切り膝蹴りを

入れた映像が残っていた!ええ!?嘘だろー?ラックになっているとき、

いったん下がってから、勢いを付けて右足の膝を曲げ明らかに膝蹴りの体勢

から相手選手の頭部に思い切り膝頭をぶつけた。

 

もんどり打って仰向けに倒れた帝京の選手。おそらく脳震盪を起こしたの

だろう。もうろうとした様子で立ち上がったがふらついている。私は、今まで

あんなにひどい反則を見たことがない。偶然かと思い、何度も見たがいくら

見直しても恣意的に見える。

 

優勝インタビューで早稲田大学の主将が「やばいっす」という若者言葉を

連発していたのは(これも帝京大学主将のコメントが大変に清々しく、記者

から拍手が沸いたということもあり、批判のやり玉に挙がっているが…)

ご愛敬だとしても、どうにもやりきれない嫌な後味が残った。

 

参考までに中継をしていたアナウンサーの方のブログです。

http://www3.tvk-yokohama.com/morita/2009/01/post_30.html

 

帝京大学も以前部員による不祥事があったし、関東学院大学でもこの前

不祥事が起きた。だから、そんなことを言うのはおかしい、似たようなもの

と割り切らなくてはいけないと発言している方も多くいるようだ。

 

ただ、少なくとも試合中に目の当たりにしたあの行為は、大きなショック

だった。さらに多くの人々がその試合に期待していたものはいったい何だ

ったのだろうか?と考えた時、それはどうしても似たようなもの、と私は

片付けることができないのだ。


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ガッツポーズ問題から [日本人]

朝青龍さんのガッツポーズが問題になって、注意を受けたそうだ。

正直、あれ?まだそんなことを言ってるんだ…。って思った。

 

土俵上の振る舞いが悪いのは、何も今更に限ったことではない。

ずっと前からそうじゃないの、相撲協会さん。彼にしてみれば、

それこそ何を今更…、ってことでしょう。

 

でも、これって今の日本人の叱責に対する典型だとも思った。

何度注意されても、しばらくやり過ごせばまたぞろ「やっぱり

ヒール役の朝青龍がいた方が面白い」とか、「あれだけ休んでい

てもやっぱり強い」だの言われて、一件落着。

 

なーんだか、みなさんあれほど憤っていたのに、なにさ、また

戻ってきて、キッチリ賞金たんまり貰ってケロッとしてんじゃん。

 

今日辺りは、もうすっかり大麻吸引力士のことでガッツポーズは

どこかに消えてしまっているし…。え!?悪いのは朝青龍かい?

違うでしょ!相変わらず煮え切らないまま、彼をどう処遇していい

ものなのか分からない相撲協会でしょ。

 

例えは良くないが、躾の悪い犬に怒っても仕方がない。飼い主が

悪いんだ。おまけにそんなのを連れて散歩に出かけることを許す

誰かも悪い。と、私は思う。

 

 

なぜだろう?最近人気のあるスポーツ選手とか元スポーツ選手は、

私的には心の底からシンパシーを感じられない人が多い。某現役

メジャーリーガーも、某元サッカー選手も、某現役女子柔道選手も、

某現役女子フィギュアスケート選手も…。

 

誤解されるといけないのでお断りしておくと、それは「嫌い」なの

か?と、問われると「そうではない」。一体、何がどうして、そういう

気持ちになるのか?と考えてみると、スポーツをしていない時の

彼らが、私には好ましく感じられないのだ、という結論に至った。

 

これはおそらく、かつては私たちが知り得なかったスポーツ選手たち

の情報が、きっとさまざまなメディアから知る得ることができるよう

になったからなのだと思う。(中には自らの競技会場そのもので、露呈

してしまう人もいるが…)

 

こう考えると、なるほど、こりゃ純粋なヒーローが現れないわけだ。

と合点がいく。スポーツ観戦をする時には、あまりスポーツ選手の

個人的な情報は仕入れておかない方が感情移入できていいかも。

 

というわけで、スポーツ選手も今や役者のセンスが要求される時代に

なってきたのかな、と。朝青龍さんに欠けていたのは、その辺りなの

かもしれない。親方には、これから演技指導にも力を入れることを勧め

たい。(ああ、しょーもない締め…)


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ある、忘年会。 [雑感]

今年は殊の外、忘年会が多い。世間一般でも多いのか、私が誘われる

頻度が高いのかは分からない。その中で、ひとつ印象に残った忘年会。

 

それは、その会社の創立10周年記念パーティーも兼ねて催された

忘年会だった。始まりの挨拶で代表の方がこんなことを言われた。

 

20数年前に田舎(九州)から、段ボール箱に2〜3個の荷物だけを

持って、こちらにやって来た。それから病院に住み込みで働き始めた。

その頃、その病院では毎年シティホテルで忘年会を開いていた。それを

見ながら、いつかはこんなホテルで忘年会を開くことができるような

会社をつくりたいと思い続けてきたと。

 

それから10数年後、彼は自分の治療院を開業し、今年10周年を

迎えた。その間に分院をふやし、今では押しも押されもしない

立派な企業(治療院グループ)として成長させてきた。

 

そして、名古屋でも1、2を争う有名ホテルで、今年、念願の忘年会を

開いたのだ。挨拶では、言葉が詰まり、目が潤む…。思いが伝わる。

ああ、なんてきれいなんだ、と思った。いや、人の気持ちがである。

 

垢にまみれて生きなくてはならない。それが世間だとすれば、確かに

成功するということは、ある意味純粋さを失なっていくことになるの

かもしれない。

 

おいしいものを食べる。高いクルマに乗る。ブランド品を身につける。

成功の証はいつも俗っぽさと隣り合わせだ。けれども、彼の挨拶は、

そんなものを遙かに凌駕して輝いていた。富の象徴である金色ではなく、

豊かに実った稲穂の輝き、美しさだった。

 

阪口さん、10周年、おめでとうございます。


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オバマ氏。臓器移植。署名活動。 [日本人]

アメリカの次期大統領がオバマ氏に決まった。で、以前から福井県の

小浜市が「勝手に」応援していたそうな。もちろん、理由は名前?が

同じであったから、応援したんだそうな。しかも前市長さんとやらも

随分ご執心で共和党のマケイン氏に勝った時にはえらく興奮していら

したそうな。

 

オバマ氏、当選決定後にはご丁寧に日本の総理大臣にも「小浜市のこと

は知っている」と答えたそうな。正直言って、私ゃ、そんなこと、どー

でもいいけどさ。へぇ、名前が同じだから応援するんだ…。しかも、

これから一国の政治を牽引していくという重責を担う方を…。その上、

少なからず、地方自治体の政治に取り組んでいた前市長さんまでもが…。

 

 

15歳以下の(子どもの)臓器移植についての是非を問うアンケート

結果が発表されていた。それについて私は特に主張があるわけでもない。

ただ、いつも思うことがある。それはよく行われる「募金活動」だ。

 

もちろん、例えば難病のお子さんを持つ親御さんに代わって有志たちが

寄付を募り、今は子どもの臓器移植が禁じられている日本からアメリカに渡り、

手術を行うことに協力したいと思う気持ち。それは尊いものだと思う。

 

けれども、それは等しく同じように難病に侵されたお子さんが得られる

福音ではない。それを思うと、私は募金に協力することに躊躇いを覚える。

 

また臓器提供者を待つある人は、脳死する人を待っている自分は、誰かの

死を願っているようで、嫌だった。と言っていた。翻って、先日名古屋で

若い女性が携帯の闇サイトで知り合った連中に殺された事件。被害者の

母親は、犯人たちを死刑にしたいということで署名運動を行った。これも

また私は複雑な気持ちになった。

 

犯人たちに厳罰を下すことは、当然のことだ。あるいは光母子殺害事件の

犯人のように悔悛の情さえ感じられない輩に対して、究極の刑を司法に

望むことは理解できる。しかし、死刑を望む署名活動にはどうしても

違和感が残る…。署名することは即ち「犯人を殺すことに賛成します」

という意思表示になる。

 

被害に遭われた方には心からご冥福をお祈りしたい。そしてもし、私が

被害者の親族であったら、もちろん死刑を望むことだろう。けれども、

署名活動はどうなのだろう?「殺してやりたいほど憎い」はわかる。

でもそれは「殺すこと(死刑)に賛成して欲しい」と、他の人々に訴える

ものではないような気がする。


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お犬様ファミリー [広告]

ソフトバンクのCMに登場するお父さん(犬)。そもそも犬がしゃべるん

だから、いにしえのアメリカテレビドラマ、馬がしゃべるの「エド」も

真っ青。だから、まぁさ、いいことにしようよ!ってことは数え切れない。

とは言え、それでも「地下鉄の電車はどっから入れるんだろう?」のような

疑問はふつふつと湧いてくる。

 

それでもって、こんどのi-phoneさ。まーね、前から財布はどこに入れて

持ち歩いているんだろーなー?とかは思ってもいたし、あの手(指?)

じゃ(二つ折りの)携帯をどーやって開くんだよー?とは思っていた。

だいいち、私が見る限り、彼(犬)裸だよね、いつも。ひょっとしたら、

裸で過ごす健康法、なんてのがあるかも知れないし、いいんです、細かい

ことはね。面白ければいいんです!CMなんて。

 

ただこんどばかりは、モノがモノだけに、気になって仕方がない…。

いえね、指先で、ま、親指と人差し指ではじくような感じで画面をなぞると

写真が拡大されるよね、i-phoneはさ。で、お犬様がだよ、やっぱいくら

頑張ってもさ、あの操作はできまへんやろ。そりゃ、綱吉様かて、何とも

ならん。

 

今までの日本の携帯電話とは一線を画しているあのi-phoneは、さすがに

いくら目標の100万台に遠く及ばなかろうが、ある種の「表現における

矜持」がなくてはいけないんではないかい?つまりアップル社とのイメージ

と、お犬様ファミリーたちがつくりあげてきたイメージとは落差があまりに

大きいのでは…?などと思うのであります。

 

あの犬のおなかの下に隠されたi-phoneは、その機能や性能をきちんと

発揮できているのであろうか…。どっちでもいいのだが、なぜだか今回は

違和感があったので書いてしまいました。


お母ちゃん [思い出・雑感]

おじいちゃん、と呼ばれるのが嫌だから「じぃじ」らしい。

おばあちゃん、と呼ばれるのが嫌だから「ばぁば」だそうだ。

 

そもそも「パパ、ママ」でさえ違和感のある私にとって、こういう

呼び方はいかにもこそばゆい。いえ、決して否定しているわけでは

ござんせん。いいんですよー、別にそれで。

 

ただ何となく「お父さん」とか「お母さん」あるいは「おじいちゃん」

「おばあちゃん」、という呼び方もまんざら捨てたものではないなぁ、

と感じるだけでござんす。

 

私は恥ずかしながら子どもの頃は「お母ちゃん」と呼んでいた。

小学生の3年くらいから、それでは格好悪いから「お母さん」にしろ、

と母親に言われ「お母さん」と呼ぶことにした。

 

けれども高校に上がる頃になると、もうそんな風に呼ぶことさえ

できなくなり「ねぇ」とか「あのさー」など、そういう言葉をできる

だけ使わないで呼ぶようにした。もちろん外では「お袋」である。

 

小さい頃、それはまだ小学校にも上がらない頃、私は漠然と母親に

捨てられるような気がしていた。実際、所謂養護施設という所に

数日間預けられたことがあった。

 

だから、私は母親の後ろ姿が怖かった。そんなある日、母親がいつもの

オーバーを着て足早に歩いている後ろ姿を見かけた。これはえらいことだ。

いよいよ捨てられた!と思った私は「お母ちゃーん」と何度も叫びながら

必死で追いかけた。

 

泣きながら追いかけたが、やっと追いつきそうになった時に、振り向いた

人は別人、赤の他人だった…。

 

ま、それでも私はなぜだか「お母ちゃん」という呼び方が懐かしい。

私は母親を「お母ちゃん」と呼べた頃の自分が、今でも好きだ。


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