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今だに万博だってか? [愛知万博]

新聞を何気なく読んでいたら、こんな記事が載っていた。何でも万博終了後に(既に)開催した「万博報告会」が好評だったので、もう1回やります、とのこと。まぁー、愛知県の人たちはよっぽど万博が忘れられないんだろうねぇ。私は鼻っから興味がないし、結局1度も行かなかったのであまり語る資格はないのだが…。その理由は、ハノーバの万博で個人的に疑問に思ったことがあったからだ。それは、これだけインターネットが発達した世界で「万博」の意義がどこにあるのだろうか?ということだ。

とはいっても計画がスタートして、実施が決まった直後は私もそれなりに少しは期するところがあった。大貫さんが制作したシンボルマークも、ポスターもよかった。自然との共生というテーマを、どんなふうに提示?しようとするのだろう、という気持ちもあった。ところが、その大貫さんのシンボルマークは、知らないうちにどんどん小さくなったり、消えてしまい、まるでそれを埋めるかのように「モリゾー・キッコロ」とかいう、サンリオの仲間たちみたいなのが登場してきた。何じゃい、ありゃ。期間限定のキャラクターランドでもつくるつもりなんかい?と思っていたら、その通りになった!おまけにプロデューサーは藤井フミヤときた。でかい万華鏡をつくり、アーチストとしていい仕事ができたらしい。なるほど…。尊敬してます、ハッキリ言って。

私の知り合いは、通し券(パスポート)を買い、期間中に何十回も行ってきた、全館を回った、と自慢していたらしい。どうやら自分の家から自転車で毎日のように通ったらしい。それはそれで、名古屋人の「元をとらにゃ損だがね!」精神に溢れていてご立派である。ちなみにその方は、友人と一緒に飲んでいてもコーヒーを注文し、気を遣った周りの人間に「まぁ、1杯だけ」と注がれるビールはキッチリ飲み、料理もつまみ、空いたコップに注がれるビールも飲む。帰る時には、みんなより一足先に席を立ち「自分は別会計で」と言って、コーヒー代だけを払って帰る御仁である。さすが、キャッシュで家を買えるわけである。いいね、その根性。尊敬してます、ハッキリ言って。

さて、そんな万博は大幅な黒字であったらしい。以前の「デザイン博」で、赤字を黒字に見せようとして発覚した轍を踏むまいと(オンブズマンに指摘された)頑張った…らしい。しかし、ここで疑問なのだが、このイベントはかなりの国税や県税を注いで実施したものなのだから、儲かったのなら、それは還元されなければいけない。(いうなれば配当)さぞかし気の利いた還元方法を考えているのだろう。楽しみである。ここで私はまた考えるのであるが、そういえば、中部国際空港も同じことを言っていたなぁ…と。曰く「著名建築家に設計を依頼しなかったので、安くあがった」「空港内に一般客用の土産物屋、飲食店舗、スーパー銭湯!、などをテナントとして入れたので、それらが盛況で黒字になった」。はははは、面白いでしょ。空港利用者は、飛行機に乗らない連中でごったがえす施設内で、ある時はフライト前に食事さえとれず(並んでるからね、いっぱい)スーツケースが人に当たらないように神経を使いながら歩くのさ。さすが、名古屋商法だわ。凄いねその発想!尊敬してます、ハッキリ言って。

つい少し前までは「デザイン都市名古屋宣言」をしておきながら、その表玄関とも言える空港の設計(デザイン)に凝らなかったから、設計料も施工費も安くついてまったわ、といってしまう素晴らしさ。新進気鋭の建築家たちと、できるだけコストをかけることなく、世界中から注目を集められるような建築物にしてやろう!という気はなかったのか。その見事な変わり身に脱帽です。尊敬してます、ハッキリ言って。

というわけで、モリゾー・キッコロは、森に帰ったはずなのに、またまたグッズを改めてつくって販売し、そのプロモーションでイベント会場(報告会他)に現れるし、そのために報告会も何度か開かにゃいかんし、いやー万博協会は忙しいわ。(あれ?解散したんだよな、確か…)タモリがまた名古屋(愛知)に適切なアドバイスでもしてくれないかなぁ、と思うここ最近である。


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