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頭に来た!言わずにに死ねるか。 [思い出・雑感]

コピーライターなんて仕事は、実は誰がコピーが上手いか、下手か、なんてことは実際あまりよくわからないものだ。しかし、これは所謂かなり「作文的」な部分から見れば、という話のことだ。肝心なのは「眼の付け所」や(シャープのスローガンみたいだけど…)「独特の切り口」であって、この部分に於いてはさすがだなぁ、と感じ入る優秀なコピーライターがいる。ま、とは言え名古屋辺りで仕事をしていると、D社の面々と、一部の人を除くと、ほとんど広告ではなくて「編集のライター」といった方がふさわしいコピーライターがほとんどだ。先に言っておくけれど、そういったライターを私は決して軽んじているわけではない。私も別に優秀なコピーライターだとは思ってもいない。ただ、私のしている仕事は「広告」であって「編集」ではない、ということだ。

ところで、そんな名古屋でコピーライター(エディトリアルライター?)の「二枚舌」に頭に来たことが、かつて2度ほど有ったので今回はそのことを書こうと思う。(一時、そのふたりとは全く話もしなかったが、もういい歳をしていつまでも…、ということで今は水に流しているが)ひとつめは、フリーになって間もない頃、H氏という(プロダクションの社長もしていた)コピーライターと偶然会ってお茶を飲んだ時の話。H氏「どうですか?最近…。どんな仕事してますか?」答える私。「ところで、Mさん(私のこと)、ギャラはどれくらい貰ってるんですか?」答える私。「え〜、そんなギャラじゃダメですよ!Mさんがそれなりに高いギャラを請求してくれないと、僕らのギャラも上がらないじゃないですか!もっと上げてくださいよ!!」答える私。3日後、私が仕事を貰っている広告代理店行くと担当の女性ディレクターが私にこう言った。「Hさんが来て言ってたけど、Mさんのギャラは高すぎる!うちだったら、同じ仕事をもっともっと安くやる よ、って」。実は、その女性は以前、H氏のプロダクションに勤めていた人だったので、彼もそういうことを気安く言ったのだろうが、彼女は私ともそれなりに仲が良かったので、そのことを教えてくれたわけだ。それから私は随分長い時間、H氏とは話もしなかった…。

二つめは、広告関係者の集まりがあった後のことだ。ある女性コピーライターが私と私の友人のコピーライターに、ゴルフをすると代理店の人とも仲良くなって仕事が増えるから、ぜひ、やりなさい!と熱っぽく語ってくれた。でも残念ながら、あいにくこっちにはそんな気は全くない。ゴルフをやるのは好き好きだから全くノープロブレムだ。でも、仕事を貰うためにゴルフを始める、などという発想は私たちにはなかった。しかし、執拗に彼女はくいさがる。とうとう私の友人のコピーライターが彼女に言った。「もう、そんな話には興味がないからそれ以上、同じことを言うのはやめてくれ!」と。翌日、以前私が勤めていた代理店の後輩から電話がかかってきた。「Mさん(その女性コピーライター)が来て、ぼろかすに言ってましたよ」と。おそらく私たちの発言がよほど面白くなかったのだろう。…何のことはない。またしても、私はその事実を知ってしまったのである。こうして、相手は自分が第三者に私の悪口雑言を言っていることを、私は知らないと信じ続け、私はそのことを知っているからあんなことを言いやがって!というすれ違いがずうっと継続していった訳なのだ。世の中、ばれていないと思ってもばれていることが多い、ということなんだろう。自戒も含めて今回終了。


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めぎ

日本語:頭にくること、ありますよね~
北海道弁?あったまくることさぁ、あるべ?

今日はここまでにします。もりけんさんのこと、前よりちょっとよくわかって、幸せ気分です。おやすみなさい。
by めぎ (2007-07-22 06:29) 

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