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よくあること [雑感]

私と関係のある大学に新設の学科ができるということで、受験生向けにパンフレット
をつくった。その大学で先日大学祭と併せてオープンキャンパスが開催されていたので、
パンフレットをつくった学科のデモンストレーションが行われている教室に行った。

その日は大学の紹介用の映像を撮影する日だったので、ちょっと気になってのぞいて
みたわけだ。ところが私の(厳密には私と友人のデザイナーが)つくったパンフレットは
そこに置かれていなかった。その代わりに(その学科の)教授がつくったパンフレットが
置いてあった。

ところがそのパンフレットがひどい代物であった。学科はデザイン系なのでもちろん
グラフィックデザインと、近いと言えば近い。けれどもそのパンフには、教授が自分
の考えること、思うことが羅列されているだけで、オープンキャンパスにやってきた
高校生には全く訳の分からない内容のものになっていた。

このパンフレットは誰に向けて、何を言おうとしているのだろうか?少なくとも
私が制作したパンフレットには、高校生がこの学科に興味を持ってくれるように、
あるいは将来の進路としてこういう世界もありますよ、ということを伝えたいと
いう気持ちが込められている。

しかしこれは自分ではそういうことがよく分かっている、と勝手に思い込んでいる
人たちによくあるパラドックスだ。広告の仕事をしていると、まさしくこういった
状況によく遭遇する。「そんなことはこの世界のプロである私の方がよく知っている」
と。

この教授の場合も同じケースだ。自分がデザインの世界にいるから、デザイン的に
きれいにまとめてあれば、そして自分の考える世界観が提示されていればいいと。
これが大きなミスになっていることに、もちろん彼は気付かない。有り体に表現すれば、
自己満足。独りよがり。

広告は難しい。販促とは違う。その境界線も曖昧だ。ただ言えることはわれわれは、
経済活動の一環として顧客の利益を目指し、ドメインの確保を考えていることだ。

似て異なるものへのリスペクトを怠ると価値判断の狂いが生じ、無意味なものが
この世にはびこる。今回はその典型。


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心惹かれる木造アパート(番外編その2) [雑感]

そういえば、群馬県太田市に、心惹かれるかっこいいアパートが
あります。私の敬愛する宇野亨さんという建築家が設計されて、
オーナーの方もサイコーに素敵な方です。

その物件はいろいろな雑誌(新建築とかCASAブルータスなど)にも
紹介されています。何となくこの延々と続く「心惹かれる木造アパート」
シリーズにふさわしいような(勝手に)気がして、ここにご紹介します。

どうぞ、オーナー自らがこのアパート(という言い方がまた似合うん
です)のことを綴っているブログをご覧ください。
http://blog.sequenz.jp/

人と人がモラルを忘れないで、協力しながら、そしてほどよい距離感を
保ちながら暮らせる共同住宅。それが私の思う「アパート」です。
アパート、万歳!


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(心惹かれる木造アパート 番外編) [雑感]

ちょっと旅行に行ってきます。というわけで、番外編として最近撮っている
古いアパートの写真をアップします。





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みなさま、私は元気です。 [雑感]

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?ちっとも更新しないブログで
ごくごく勝手なマイペースでまた今年も、ぼちぼちと書いていきたいと
考えております。どうぞ、よろしくお願いいたします。

というわけでうちの事務所の年賀状です。




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気になる [雑感]

どうにも気になるんです。いえね、うちのガス湯沸かし器なんですが、音声メッセージでお風呂のお湯が入りましたよ、と言ってくれるのですが、そのメッセージが「お風呂が沸きました」って、言うんだよね…。

ま、私はもちろんへそ曲がりですとも。十分に分かってはいます。しかーし、やっぱりおかしくないかい?(大泉洋風発音)お風呂は沸いちゃいかんだろうよ。沸くのは「湯」じゃないかい?こういうことを言うと嫌われるでしょ、きっとね。でも!今日という今日は、言わせてもらいますとも、ええ。

若い頃、アメリカ人の友人に「彼は南山大学です」と英語で言った。すると、ジョニーは「ケンチャン、ソレハチガウヨ!」ヒーイズじゃなくてさ、ヒーゴーズトゥ、とこう、ジョニーは言ったわけですよ。ま、その通りでございます、ってことで、私は妙にそういったことに敏感肌になってしまったわけさ。

だから、クッジューコーメアタクシー?とは言っちゃいかん。クッジューコーアタクシーフォミー?と言わないかん、といつも心の中で反芻してるのよ。だーから、お風呂が沸きました、にさ…。おかしいかい?私は!


寝言 [雑感]

なんか、それなりにシリアス?(でもないか)なことを書いてきたので、今日は全く違う話。

寝言が多い!いやはや、もう実にいろいろなことを真夜中にしゃべるんです。私は仕事柄どうしても就寝する時間が明け方近くになってしまう。うちはベッドではなく、畳の間に布団を敷いて寝ているのですが、隣の布団では当然、家内がすでに夢の中にいます。人の気配がするからなのか?それは関係ないのか(ひょっとしたら一晩中?)家内はすこぶるよく寝言を言います。

昨日は「まーくんのおカンです」と。これは、テレビドラマの東京タワーが夢の中に出てきたらしい。倍賞美津子に会って、なぜか食事をごちそうになっていた(本人談)のに、言葉は「まーくんのおカンです」だった。とにかく「食べんしゃい、食べんしゃい」と言われたらしい…。

1週間ほど前は、かなり大きな声で「どろぼー」と叫びました。(面白かった!)尤もこれは近所の人に聞こえるといけないので焦りましたが…。他にも「もう、疲れてきたぁ」「スパイダーマン!」「ぶどうをまるごと飲んだら、腹が痛くなった」(原文?ママ)「勝手なことばかり言って」「看板」などなど。

私自身、虚をつかれることが多く、半分眠りにつく頃なのでとにかく懸命にメモを執ろうと思うのですが、なかなか寝言をメモすることは難しいんです。それでも、こうして紹介しているのは、出来るだけ書き留めたい、と思っているから。頑張って、メモ帳を取り、ボールペンを探し、書く…。これ、億劫な気持ちと戦いながらするわけです。大変でしょ。ま、一種の愛でしょうか?

で、今まででいちばん面白かった寝言です。「殿様の子じゃ!」この時は爆笑しました。寝られなくなりました、聞いて。

今日のブログは、これだけ。


後ろ [雑感]

南の島から帰ってきました。で、焼けているのか?よーくわかりませんが、おっさんの
日焼け後のモヒカンです。


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風邪を引いたワケ [雑感]

神様、私は本物のアホです!けれども心を入れ替えて真面目に毎日を過ごします。ですからこの風邪をできるだけ早く治してください…。

先週の金曜日。2軒ほど飲食した後、友人たちと分かれていつも行くバーに行った。そこで飲んでいたらそこの店の客に誘われてクラブ(おねーさんのいる方じゃないよ)についつい行ってしまった。でもって飲んだり、ゆらゆらしていた。ふと時計を見ると5時半!あ、いかん、と思って(私の門限は朝刊が来るまで)タクシーに乗った。

しかし、何だか気分が悪い…。あれ?と思ってうちに着いたら急に気持ちが悪くなり数十年ぶりに嘔吐してしまった。どういうことなんだろう?とあれこれ思っているうちに体調は悪化の一途!頭は痛い、喉は痛い、節々は痛い、咳は出る…。

頑張って月曜日と火曜日は仕事をしたものの、結局水木と丸々2日間寝込んでしまった。そうか、考えてみればいい歳をしたじじいが朝まで遊んでちゃ身体も悪くするわな…。かみさんに怒られました。朝帰りに対してではなく(これには免疫ができている)体調を崩したことに。おっしゃるとおりです。私はアホです!すいませんでした。

年寄りの冷や水と言いますが、おー、この言葉はこの一件のことか!なーんて反省している日々を過ごしています。自分の愚かさに驚いている自分でございます。みなさま、身体を大切にしてくださいね。しかしコバケン(クラブに誘った奴)は、サンボマスターのギターに似てるなぁ。


宝塚の芸名 [雑感]

芸名、というのはおそらく日本だけに限ったものではないだろう。外国でも、まぁ、芸名というのはふさわしくないけれど、違う名前を持っている方もけっこういるような気がする。

例えばル・コルビジェにしても、本名はシャルル・エドゥアール・ジャンヌレだし、ロバート・キャパも、アンドレ・フリードマンというような名前だったと思う。

で、何が言いたいのか?こればかりはかなりセンスであったり、語感であったりして、それなりに難しいのだが、所謂ネーミングとして、一体どんなんがいいんだい?ということさ。

若い頃、ゲイボーイの暮らすマンションの改装工事をしたことがある。この頃は、とにかく何でもいいから仕事になりそうなことなら受けてやっていた。通称エミちゃんと呼ばれていた(名字だけ教えてもらって)そのゲイのマンションに行ったら、本名は思い切り男らしい名前で(それこそ熊男みたいな…)それを知って大笑いした。

な、やっぱり、ゲイボーイだけあって、芸名は大事だぜ!いや、そんな話ではないさー。つまりだ、自分らしいなーって感じの名前を考えるってことは、けっこう大変だけど重要なことかもしれんなー、ってことばい。

そろそろ前戯が終わったので本題にはいるが、うちの奥さんは、以前大阪のモデルエージェンシーに所属していたのだが、身長が171センチあって、しかもボーイッシュなヘアスタイルをしていたので、よくヅカガールと間違われた。OGが経営しているスナックとかに行くと「あなた、何期だったの?」なんて聞かれることもあったとのことだ。

そういえば宝塚の人って、ネーミングが秀逸じゃないか!黒木瞳だの天海祐希だの、なかなか雰囲気を捕まえていて絶妙である。というわけで、コピーライターの私は、もし家内が宝塚の人だったら、どんな芸名を付けてあげるだろうか?と考えた。

熟考して、やっと素晴らしい名前が思いついた、万華鏡の万華に、恋愛の恋。「万華 恋」という名前である。この美しい響きの芸名に本人もかなり気に入ってくれた。ね、ステキな名前でしょ!


近況報告 [雑感]

ここ最近、仕事がかなり忙しくなってきてしまった。おそらくブログを更新していくこともこれからはかなり困難になってくるだろう。私はフリーなので、基本的に生活は全く安定していない。収入などはその最たるもので、ここ2〜3年は本当にどん底、に近い状態だった。

年齢の問題も切実だし、健康についても相当に過敏になっている。仕事の依頼がなくなったら、それは即ち「生きていけない」。しかも、優秀な若手は次々と登場してくる…。というわけで、職人から棟梁への華麗なる変身を図ることにした。つまり、コピーライターとして、純粋に表現だけを考えるのではなく、全体像を把握して指示する場所へ移動することにした。

幸いなことにそれは目下の所功を奏したようだ。とりあえず教員(講師)として、いくつかの大学などへ行っている。また、企業の顧問としてプロデュース的な仕事にも魅力を感じ始め、いくつかのテーマを持ちながら解決のためのプロジェクトを立ち上げたり、その一員になっている。これらが現時点で5社。(厳密に言うのであれば3社と2法人)

それらはやりがいに満ちていると同時に、多くの時間を費やすことを意味する。いい加減なことをするわけにはいかない。なぜなら、私自身の生き残りがかかっていることはもちろん、契約してくれた各企業の浮沈もかかっているからだ。舵取りを誤ってはいけないと自分自身に言い聞かせている。責任も重大なら、得られる結果がよければよろこびもまた大きい。

広告業界で生きてきて確かに経験を重ねてきた結果ではあるけれど、こうしてまた新たなフィールドを得られたことに、実は私はとても素直に感謝している。社会は、まだ私を、必要と感じていてくれている。(と思うことができる)ひょっとしたら、それは男にとっていちばんの「バイアグラ」?かも知れない。(なんのこっちゃ…)

なかなか更新していない言い訳、おわり。


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